本日の求人募集です

現在の店舗数は四十三店。外食産業はその問、めまぐるしい変化を遂げてきました。
飲食店業態の多様化が進み、消費者にとっては選び放題、外食企業にとっては群雄割拠の厳しい時代を迎えています。 画一的な店舗展開が特徴ときれてきたFCチェーンも、いま一度そのあり方を考え直すべき時を迎えているのです。 甘い、しょっぱい、辛い……。

外食企業がお客ざまに提供するものには、さまざまな味があります。 なかでも私たち外食企業が一番自信を持って提供でき、お客さまに喜んでいただけるのは、店舗スタッフが醸し出す「人間味」という味なのです。
ますます競争が激化する外食産業において、勝ち組に残る決め手となる「人間味」とは何なのか、そしてその対極にあるようなFCチェーンが「人間味あふれる店」を作るには、どうしたらよいのか。 FC本部の運営に携わる方、FC加盟店の方、外食企業に興味を抱くすべての方に役立つヒントを、ここに記したいと思います。 外食におけるチェーンオペレーションがアメリカから日本に導入されたのは一九七○年代のこと。

高度経済成長の流れのなかの出来事でした。
一九七一年にはマクドナルド第一号店が銀座に、ロイヤルホスト第一号店が北九州にそれぞれオープンし、日本の外食チェーン時代が始まったのです。 外食という習慣自体がまだそれほど浸透していなかったこの時代にキラ星のごとく現れた外食のチェーン店はその後、人々の生活に外食の習慣を根づかせながら順調に成長繁栄を続け、ナショナルブランドとして定着しました。
現在、三桁の加盟数を誇るある居酒屋の大チェーンも、その代表格と言えます。 これらナショナルブランドのチェーンオペレーションパッケージは、形状を変えずに生き続けてきました。 その間、実に二十年。

一つのパッケージの繁栄から衰退までが四半世紀近くもあるという、外食にとって変化の乏しいゆるやかな時代、それが一九九○年以前の世の中だったのです。 ゆるやかな流れに身を任せていた外食産業の転機となったのが、一九九三年のバブル崩壊でした。
私が創業店「食べて得する居酒屋庵」をオープンしたのは一九八九年、K事務所を起こしたのは一九九一年のことです。
バブルは崩壊していなかったものの、異様なまでの好景気がいつまでも続くわけはなく、この先の経済が下降気味になるであろうことがなんとなく肌に感じられ始めた時期でした。 独立前はフランス料理店の調理人として修業をしていた私でしたが、自分で店を持つとなった時、そうした経済情勢を考慮すると、もはやフランス料理で儲かる時代ではないと思いました。 高級レストランを備えるほどの資金がなかったということもあります。

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